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漂流者たち01:『戦争の街』































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余談:



『戦争の街』:
カズン国とガラン国は
石炭採掘権をめぐる交渉の失敗から、
戦争へと発展した。
最初は大国であるカズン国が優勢であったが、
ガラン国はカズン国民とガラン国民の
アルカロイド毒に対する抵抗力の違いに注目。

農耕民族で草食人種であるガラン国民は
植物毒アルカロイドに対する抵抗力が強く、
逆に狩猟民族で肉食のカズン国民は
ボツリヌス毒素に対する抵抗力が強かった。

ガランの科学者は毒の胞子を作り出す菌類を開発。
G−226と名づけられたそれは
即座に戦地にばら撒かれた。
しかし遺伝子的に不安定だったG-226は、
自然に返されるとすぐに別種の菌に取り込まれ、
変化してしまった。
そしてガラン国民でさえ耐えられない、
猛毒の胞子をまき散らしながら爆発的に増殖する
恐怖のキノコとなってしまったのだ。

かくして両国ともにこの地を捨てざるを得なかった・・・。
両国の跡地には、盗賊がうろつき、
遺品を漁るようになっていた。




『アフィート・レイ・カズン』:
カズン国の男。
ワインなどを作り、販売する酒屋だった。
青いペンダントを大切に持ち歩いている。

菌類に飲まれて滅びたカズン国を訪ね、
置いてきてしまった妻と娘を探すため、
旅の少女に依頼する。




『カズンの街』:
菌類に飲まれて滅びた街。
大量に積もった胞子と、
増殖したキノコがはびこり、
例えこの街で生まれ育った者であっても、
自分の家を探すのは容易ではないだろう。

さらに街に残された金品を漁る
盗賊団が行く手を阻む。




『サヌルカヌイ』:
漂流するように生きる少女。
毒が効かないらしい。
サヌルカヌイと名乗っているが正体不明。
時折冗談めいてように
『わたしには内臓がないぞう』と言う。

関節技が得意なようだ。




『チキンウィングアームロック』:
別名ダブルリストアームロック。
片手で相手の手首を持ち、
もう片方で自分の手首を持って
相手の背中側に向けてロックする。
選手の骨折がとても多い技。




『腕ひしぎ逆十字』:
腕十字、もしくは単に十字とも呼ばれる。
それで通じるのはこの技が非常に多い決まり手だからである。
上になった状態からだけでなく、下の態勢から決まることも多い。

グレイシー一族が得意とする他、
氷の皇帝、エメリヤーエンコ・ヒョードル(敬称略)も得意とした。
特にグレイシー一族を下したマーク・コールマンを
二度にわたってこの技で仕留めている。




『チョークスリーパー』:
気道を封鎖して呼吸を止める、
または頸動脈を圧迫して脳への血流を止める技である。
チョークスリーパーの使い手として有名なのは
400戦無敗のふれこみを持つ、
伝説的な寝技師、ヒクソン・グレイシー(敬称略)であろう。
ただし、自分の有利なルールでしか(ブレイクなし)試合をしない
ヒクソン最強論には疑問が残る。
(もちろん非常にレベルの高い選手であることに疑いはないが)