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余談:



『楽園の扉』:

かつてここには滅びた廃墟の砂漠があった。
厳しい世界に生きてきた住人たちは、
餓えることのない楽園の存在を夢見るようになった。


初代科学主任であったポア氏は
楽園を作るべく計画を進める・・・。
しかし計画は前途多難であった。
まずエネルギーが足りない。
発電に使えそうなものは風力くらいしか
なかったのである・・・。
しかしそれくらいで諦めるポア氏ではなかった。
ポア氏は砂漠に眠る伝説に興味を持った。
砂漠の遺跡には無限の力を持つ怪物が
眠っている、と・・・
ポア氏は砂漠に探検隊を派遣し、
ついに遺跡に封印されていた怪物を見つけだした。
しかし怪物は強大で、とても制御できるものではなかった。

だがせっかく見つけた無限の力を目前にして
諦めるわけにはいかなかった。

ポア氏は次に思念を力とする格闘仙人の伝説を思い出す。
そしてついにその格闘仙人を見つけだし、
思念体を身に着ける修業を開始する。
ポア氏は『マタンゴ』という思念体を身に着けた。
その思念体はあらゆるものをキノコに変え、
そのキノコを食べたものは
気分がよくなり、夢を見ているように
おとなしくなるのであった。

ポア氏はこのキノコから強力な鎮静剤を作り出し、
強大な怪物を制御下に置くことに成功した。
この怪物を主動力とし、都市は無限のエネルギーを
手に入れた。
この動力を持ってして、都市は食料生産を進めた。
そしてこの怪物そのものを輸送管とし、
都市のすみずみまで食料ペーストを
行き渡らせた。

ポア氏の死後も思念体は次の科学主任に受け継がれた。

こうして長年夢見た『楽園』は完成したのだった。

だが人は肉と狩りの味を忘れることはできなかった・・・




『永遠の飢餓』:

サヌルカヌイの行動原理は食欲である。
かつて宇宙にあふれんばかりに増殖した
700兆の人類を食い尽くしたサヌルカヌイだが
それにより満腹になることはなかった。

もしサヌルカヌイと魂を入れ替えたなら、
その人物は食えば食うほど理不尽な空腹感に悩まされるだろう。




『ジャックさん』:
自分を老人だと思っている精神異常者。




『ケツ・ロボット』:
数億年前からサヌルカヌイを操縦する人物。
しかし彼はもうサヌルカヌイを
操作することに疲れてしまった。




『オッサンふたり』:
コンビニでしこたま酒とつまみを買い込んで
盛り上がっていたオッサン二人組。
サヌルカヌイを操作するキトの思念体に食われた。