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人がもっとも残酷になれるのは正義を得た時



天才博士のネタバレ






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余談:


『ヴォイドウォーカーたちの絶望』:
ヴォイドスーツは武器でも防具でもなく、
ヴォイドウォーカーたちが運命から
逃げ出さないようにするための鎖であった。
しかしサヌルカヌイがいつまでたっても
死なないので彼女たちは徐々に絶望し、
正気を失っていった。
そしていつしか彼女たちは永遠の自由、
つまり死を望むようになっていった。

なお、ヴォイドウォーカーたちは
美しく妖艶な女性しかいないと思われているが、
半数はスーツによって
肉体を変形させた男性である。
油断してはいけない。




『サヌルカヌイの記憶』:
ヴォイドスーツは一種の
コンピューターのようなものでもあり、
神経節に接続して記憶を共有したり、
継承したりできる。
その性能を使ってジャッカルは
サンドラと言う女性の記憶を上書きした。
サンドラと出会って血濡れた狂犬ジャッカルが
改心したように、サヌルカヌイの狂気を
打ち消そうとしたのだった。
サヌルカヌイの頭はからっぽだったので
非常に簡単だったらしい。

だが、正義の概念を知ったことで
サヌルカヌイはより凶悪な存在となってしまった。
人がもっとも残酷になるのは
自分に正義があると確信した時なのだ。




『サンドラ』:
ジャッカルの知り合い。
彼女と会ったことで狂犬ジャッカルは変化した。
だが、縄張りを荒らしまくられたことを恨んだ
パンドラの刺客によって焼き殺された。
死後、サヌルカヌイの記憶に上書きされた。
現在、サヌルカヌイは自分のことを
サンドラと思っている。
だが、少しずつ本当の記憶を取り戻しつつある。




『メモリーチップ』:
異形の谷の出身者は
こうしたメモリーチップを携帯している。
これは自らの記憶を保存しておくためのものであり、
境遇に恵まれぬ異形たちが
少しでも有利に生き残るためのものである。

ジャッカルの持っているものは旧式のもので
あまりいいものではない。
容量は256EB(エクサバイト)