★01『キノコ人類』   ★02『サヌルカヌイ』   ★03『弱肉強食』   ★04『ファティマ』   ★05『四大諸侯』   ★06『鋼鉄の刺客』 
 ★07『旋律のメロリア』   ★08『幻脚一刀流のウゲツ』   ★09『超能力者モヤシ』   ★10『恐怖の吸血キノコ』 
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キノコの世界03『弱肉強食』





























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今回の解説:



『ザンギエフ=ヴェドム』:



その昔、この地に集落を築いた
ヴェドム家の末裔。

小柄だが責任感はデカイ。

なお、男の娘であるが
その設定を生かすポイントがなく
実質死に設定となった。

本名を呼ぶと怒るので
集落の人間は気を使ってカノンと呼ぶ。







『シャグマ』:



キノコの女王ファティマが指名した
『ファティマ四大諸侯』のうちひとり。

ザンギエフ(カノン)の集落を襲ったキノコ人類のボス。
残忍な性格で容赦ない。
元々キノコ人類は力に優れているが
シャグマはその点特に優れていた。

サヌルカヌイに食い殺された。




『サヌルカヌイの臓器の正体』:

いろいろな場面で活躍する
サヌルカヌイの内臓たち。
時に助け、時に妨害し、時に諭す
この臓器たちの正体は
サヌルカヌイの過去の姿である。


地球にあふれんばかりに増殖したサヌルカヌイたちは
王の力で知性を得た一体のサヌルカヌイによって
すべて回収され、体内に封印された。
その後、臓器としてサヌルカヌイの体内で
生活している。

その大半が吸収され、消滅しているが
特に強力な力を持っていた個体は
一億五千万年経った今もいまだ吸収されず
ひそかに脱出の機会をうかがっている。





『胃袋君の憂鬱』:

胃袋はその昔、
サヌルカヌイの分裂体の中でも
もっとも大きな体に進化した個体であった。

現在のオーストラリアと同じくらいの
巨体を誇っていたらしい。

彼は海を住処としており、
海に生息するあらゆる生物を食い尽くした。

しかしすべての生き物を食い尽くした後、
海底でぼんやりすることが多くなり、
やがて彼には知性が生まれた。

やがて知性型サヌルカヌイが作られ、
その他のサヌルカヌイたちは
すべてその知性体に引き寄せられたが、
彼だけは自我があるために
引き寄せられず最後まで残った。


そして知性型サヌルカヌイの
1500年に及ぶ説得の後、
彼はサヌルカヌイの胃袋として
取り込まれたのだった。


ヌルヌルカヌイ亡き今、
サヌルカヌイの唯一の良心である。




『沼地の怪物』:




サヌルカヌイの変異進化体のひとつ。
主に沼地などの柔らかい地面に潜み、
近くを通りがかる生き物を触手で
捕えて食べていたらしい。

超大陸パンゲアにおよそ9000体が
生息していたと言われる。
今回登場したのはその9000体のうち
最後の一体。

他はすべて吸収されて消滅した。

しかし最後に残ったこいつは
その中でもっとも強い個体。
サヌルカヌイの体内で暮らすうちに
それなりの知性も身につけ、
ひそかに脱出の機会をうかがっている。

もし万が一こいつが逃げ出したら
世界はタイヘンなことになるだろう。





関連: 『カレン=リューベーン』