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漂流者たち03:『君と歩いて』


























































サヌルカヌイは新たな地へ・・・。




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余談:



『巨人アルナスル』:
かつてここに不夜の国と呼ばれる帝国があった。
かの国の宰相、デ・ラーフはこの国を我が物にするべく、
策略を巡らせたが、
王女らの活躍でそのたくらみは失敗する。
追い詰められたデ・ラーフは
封印されし『罪の泉』を解放して自殺した。
罪の泉から無数の悪魔たちが産まれ、
這い出て都を襲った。
罪の泉から這い出た怪物は、
斬っても突いても燃やしても、
何度でも蘇ってしまうのだった。

しかし、罪の泉から産まれた巨人、アルナスルだけは
人類の味方をした。
アルナスルの放つ矢を受けた怪物は、
二度と再生しなかった。
悪魔たちの策略により、
アルナスルは遠く離れた地に拘束されたが、
首だけを飛ばし、悪魔を監視しつづけている。

この砂漠は体がある場所とは7000km離れているが、
3発に1発は命中させる。
そんなわけでこの地には
無数の矢が降りそそぐ危険な場所と化している。




『不夜の砂漠』:
かつてこの場所にあった
巨大な帝国の名を冠する大砂漠。
帝国の地下に封印されていた
罪の泉が解放されたため、
そこから産まれた悪魔たちによって
滅ぼされ砂漠となった。

今はかすかに建物の残骸が残るのみである。




『罪の泉』:
無数の怪物を産みだし続ける黒い泉。
不夜の帝国はこの泉の力のより
巨大な帝国へと成長した。

泉から産まれ出る怪物は、
理性を持たない危険な存在だが、
唯一魔導師『シュブ=ニグラス』だけは
その存在を制御し、操ることができた。

しかし、敵なしとなり、
しだいに傲慢になった帝国は
この魔導師と罪の泉を恐れ、疎むようになった。
そしてある日、魔導師をだまし、
罪の泉に突き落として殺した。
そして罪の泉は何重にも及ぶ、
厳重な封印を施された。

やがて人々はこの泉の事を忘れたが、
時折静かな夜には
この泉が呪い叫ぶ声がかすかに聞こえる。




『忌まわしき竜』:
かつて神龍とも呼ばれた守護竜。
地上の村を守り、クジラ狩りの船を撃沈した。
だが、浮遊クジラも食べつくしてしまったため、
今では忌まわしき竜と呼ばれる。

浮遊クジラがいなくなったため、
飛来したイナゴが地上の緑を食い尽くし、
すべてが砂漠となった。
緑がなくなったため、イナゴたちも全滅した。




『戒めのアルナスル』:
罪の巨人は悪魔の策略に陥り、
大地につなぎとめられたが
今なお悪魔を射抜き続ける。

その矢が怪物の再生を止めるのは、
この矢が強烈な放射能を放つからだ。




『浮遊クジラ』:
この地方だけでみられる空中を泳ぐクジラ。
この地方へ飛来するイナゴの大群を丸呑みしている。

体内にあるヘリウム袋で浮いている。




『シー・シェパーズ』:
最大の捕鯨団体。
彼らが批判されるのは浮遊クジラを捕獲して
ヘリウム袋のみを取り出して
残りを廃棄するからだ。

もし浮遊クジラが全滅した場合、
飛来するイナゴの大群が地上の緑を
すべて食い尽くすだろう。




『黒きメシア』:
主による救いの日が決定された時、
弟子たちは救いの教えを広めるため
旅立って行きました。

最後まで残っていたユダは御子に聞きました。
『救いは本当に来るのでしょうか?それはいつなのでしょうか?』
御子はユダに言われました。
『お前が戻ってきたならばその時にわかるだろう』

ユダはまだ戻らない。